「わたし」を、世界に向かって開いていく

子どもを取りまく世界。
やさしさも驚きもいっぱい。
でも何かが足りないとしたら、
どんな感覚なんだろう。

それは、
『自然』に包まれる体験かもしれません。

電気のスイッチ。
家電のボタン。
ディスプレイにタッチしたり。

ありとあらゆるものが、
人の手でコントロールできちゃう。
だからこそ、
自分を超えたものに包まれる体験。

風が運ぶ、遠い花の香り。
木々の枝は星空を掃き清め、
波のおしゃべりは尽きることがない。

自然の中に身を置くと、
自分を外に開いていく感覚が育つ。
それは心をオープンにする体験。

外からの刺激に反応するだけじゃない。
すばやくスイッチを押したり、
ディスプレイの光を追うのでもない。

自分を世界に向かって開いていく感覚。
忘れていた、なつかしい感覚。

すぐ近くにある自然。
けれど、遠い自然。
手を伸ばせば、
子どもが求めている感覚に触れられます。

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