星の動き、惑星の巡行、
月の満ち欠け。
誰もが知ってる、
学校で習う。
でも、どんなふうにしたら心に残る?
自分と関係があるものとして見てみる。
例えば、心臓と太陽。
「私たちの血の巡りは心臓が守ってる。
じゃあ、睡眠は?」
睡眠は、心臓ではコントロールできない。
日が昇り日が沈み、まぶたが閉じる。
睡眠を守っているのは太陽だったりします。
自分の体なのに、
自分じゃないものに守られてる。
この体のこの星の外にある、私の一部。
そして同じ太陽が、
この星の季節も守ってる。
人の一日と同じように、
太陽は星の一年にリズムを刻む。
手が届かない宇宙であっても、
自分と関係があるものとして学ぶ。
心で感じ取れるように。
胸に手を押しあてて、
そのまま空をなぞって高く顔を上げよう。
「わたし」もこの星も、
同じ太陽のもとで生かされ、
今を旅しています。