「自分の部屋」は、練習の先にある

自分の部屋って、
いつごろ与えたらいいんだろう。
早すぎるのも心配だし、
今はまだ欲しがってないみたい。

種から緑が伸び花開くように、
ゆっくり順番に準備していきましょう。

子どもが10歳を過ぎてきたら、
『自分の棚』みたいなのから始める。

リビングなどに、
子どもが抱えて運べるぐらいの木の箱とか。
「ここは自分が思ったようにしていいよ」って、
小さな小さな「私の部屋」をつくってあげる。

家庭菜園などしていたら、
一角に「子どもの畑」。
子どもが何を育てるか好きにしていい区画。
ベランダのプランターでもOK。

そんなふうに、
私の花瓶とか。
私の本棚とか。
自分の場所を練習する。

いきなり自分の部屋を与えてしまうと、
子どもは持て余してしまったりする。
上手に使わなくちゃと肩に力が入って、
自信をなくしたりもする。

一つひとつ足元から積み上げていけば、
「自分の部屋が欲しい」
子どもがそう言った時、
自信を持ってドアを開いてあげられます。

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