わからないままにしておく豊かさ

雷って、どうして光るの?
雨ってなんで降るの?

子どもが聞いてくる、
ちょっと難しい質問。

「それはね!」って、
サイエンスできたらいいのかも。
でも額に汗かいて答えても、
案外キョトンとしてたり…。

子どもって4年生ぐらいになると、
ちゃんとした答えが知りたくなる。
はぐらかすような言い方じゃ満足できない。

でも子どもがまだ小さかったら、
求めてるのはこんな答えかもしれません。

「雷って、どうして光るの?」
「神さまが友だちを探しているんだよ」

「雨ってなんで降るの?」
「どんな人の喉も枯らしたくないから」

ファンタジーだし、
ほんとうはきっと違う。
でも、わかった気になるよりはいい。

学校では子どもたち、
「ちゃんとわかること」が大事。
毎日のように、できた?わかった?って。

だからこそ、
心で感じる答えがあってもいい。
よくわからないものを、
わからないままにしておく豊かさ。

学校じゃできない。
お家だからこそ育てられる、
人間の器です。

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