夏休みみたいな長期休みが終わると、
ふと思う。
夏のあいだ飛び回った、
私の小鳥。
無事に枝にとまれるだろうか?
学校だけじゃない、
生活のリズム。
お友達との関係。
いつもの時間いつもの朝。
不安になったりしないだろうか。
「学校、行きたくない」って。
そんなときには、
こんなふうに言ってあげる。
「えらいね、 心の準備をしてるんだね」
子どもが不安になって弱音を吐くとき、
「大丈夫!」とか、
「平気だよ」って言ってあげたい。
でもそれだと、
自分の気持ちを否定されたって。
子どもはそう思ってしまうことがある。
がっくりしちゃうと、
むしろ不安のほうに心が向かってしまったり。
「いや!」が止まらなくなったり。
だからこそ、
受け入れながら、
ポジティブなほうに向かわせてあげる。
不安は、
心の準備体操だったりします。
ちゃんと大丈夫なように、
心が準備してる。
不安は悪いことじゃない、
必要なこともある。
それがじんわりわかると、
言葉も変わってくるかも。
「 あれこれ考えちゃうのは、
心が準備してるからだね。
えらいね、
大丈夫だってちゃんとわかってるんだね」
まるでお守りのような、
小さな励まし。
けれど夏を終えた子どもには、
その小さな言葉が必要な時もあります。