おうちの灯りで育てる子どもの感性

日が暮れるのが早くなって、
子どもが引く影も長くなる。

じっと見てると、
なんだか私の背より高いような。

この時期この子に、
何ができるだろう。

おうちの中、
人の集まるところ。
明るさと暗さをつくる。

部屋の隅々まで明るいのじゃなくて、
目を凝らさないといけない暗がりをつくる。
影の部分をつくることで、
光はむしろはっきりと意識される。

それは、むしろ自然な光の姿。
秋の日に、人が目にする空の移ろい。

蛍光灯で隅々まで照らすよりも、
明るさと暗さは子どもの感覚を育てる。

照明が難しかったら、
ろうそくの光でいい。
お風呂の後とか寝る前、
少しの間ろうそくを灯す。

もちろん忙しい。
子育てしてたら余裕はない。
でも、灯すことで広がる余白の時間もある。

ほんの少し、
思いついた時にでも、
明るさと暗さを見繕う。

この時期だからこそ、
きっと心が求めています。